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  • “402”は何の暗号?コーヒー豆に込めるかごんま愛│田上〈モカジャバ〉

知れば知るほど奥深い鹿児島コーヒーワールド

ひと口にコーヒーショップと言っても、オーナーによってその特徴は千差万別。豆の選び方、焙煎の仕方、淹れ方などの要素が繊細に組み合わされ、カップへ注がれているのです。この特集では、鹿児島の各地で“美味しい1杯”に情熱を燃やすコーヒーショップをご紹介。お気に入りの1軒、見つけませんか?

 

店主の世界観を凝縮!“鹿児島のコーヒー”を伝える店

のんびりとした時間が流れる田上の住宅街。こだわりの自家焙煎コーヒーを目指してスマホのナビを頼りにたどり着いたのは、なぜかマンションの駐車場……?いえいえ、その一角に目指すお店を見つけました。〈自家焙煎 モカジャバ〉。一見すると何かわからないほど、ちょっとミステリアスな建物です。

アイアンで装飾されたガラス扉をおそるおそる開けると……ビンテージな趣きを放つ独特の雰囲気に圧倒!

オーナーの吉留さんが自らの手で作り上げたという店の主役は、以前からコツコツ集めていた古い家具や道具、そして愛用のバイク。製造国も年代もカテゴリーもバラバラなのに、そこに在るのが当然のように馴染んでいます。

おじいちゃん・おばあちゃんっ子で古いものが好きだった吉留さんは、鹿児島の様々な名店を通じてそのセンスを磨いてきました。「高校時代に通っていたのが、当時の鹿児島ではかなり前衛的なインテリアショップ兼カフェ。コーヒーだけでなく、飲みながら過ごす時間や会話の楽しさを覚えたのもこの頃です」。その後カフェやレストラン、洋菓子店などで修行しながら、独学でコーヒーを学びます。

吉留さんが求めるのは、青春時代の自分が美味しいと感じた“鹿児島のコーヒー”。古き良き名店の味です。「今はいろいろなタイプのコーヒーがありますが、自分が鹿児島で覚えた味を伝承していきたくて」。一途な想いは、2018年にコーヒー豆販売とテイクアウトコーヒーの専門店としてカタチになりました。

焙煎も店内で行っています。焙煎機もやはり古いタイプのもの。「昔ながらの味を出すには、焙煎機も当時の直火式がいいと判断。購入した中古品をいったんバラしてメンテナンスを行い、組み立て直して使っています」。

 

ブレンドで“薩摩おごじょの気立てのよさ”を表現

焙煎は中~深煎りで、ブレンドは4種類用意しています。早速、“No.320(SATSUMA)”のリッチマイルドブレンドを淹れていただきました。テイクアウト用のコーヒーは、超ハイテクなハリオV60オートプアオーバーで抽出します。マシンを使うとはいえ、こだわりのネルドリップ。しかも1杯150円!「田上価格ですよ(笑)」と吉留さん。

リッチマイルドブレンドのイメージは、気立てよく、しっかり者の薩摩おごじょ(鹿児島弁で、鹿児島の女性のこと)。まろやかな中に感じるほのかな苦みはキレがよく、後を引きません。薩摩はやと(鹿児島の男性のこと)の勇ましさをイメージしたリッチビターブレンドもあり、それぞれ4種類の豆を使用することで、若者が持つ多面性やゆらぎを表現しているそう。

薩摩藩主をイメージしたという“No.402(SHIMADZU)”は、優れたコクと澄んだ味わいが特徴。「ブレンドの特徴が際立つように」とハンドドリップで試飲させていただきました。こちらは2種の豆をブレンド。「島津のお殿様は、成熟して確立された大人という印象。豆を2種に絞ることで、芯の通ったブレない味わいに仕上げています

ところで、紹介したブレンドのネーミングで気づいたことはありませんか?
“No.320(SATSUMA)”“No.402(SHIMADZU)”。他には“No.315(SAIGOU)”もありますよ。3・1・5、さ・い・ごー……そうです、数字が語呂合わせになっているんです!お店のあちこちに溢れるセンスと遊び心、そしてかごんま愛

吉留さんのカップコレクションの中に、こんな濃いめの“かごんま愛”も発見しましたよ。このカップで特別にいただいた“No.402(SHIMADZU)”は、まさに名君の味わいでした。

自家焙煎 モカジャバ

住所
鹿児島市田上6-19-12
Tel
090-1349-2332
営業時間
12:00〜19:00(配達のため開店が遅れる場合があります)
定休日
不定休
主なメニュー
本日のコーヒー(テイクアウト)ホット・アイス各150円、カフェオレ(テイクアウト)150円、コーヒー豆100g500円〜

※掲載内容は記事公開時点の情報です。最新の店舗情報等につきましては直接店舗までお問い合わせください。

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