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  • 【NEW COFFEE STANDARD第9回】超希少コーヒーと民芸を愛でる

知れば知るほど奥深い鹿児島コーヒーワールド

ひと口にコーヒーショップと言っても、オーナーによってその特徴は千差万別。豆の選び方、焙煎の仕方、淹れ方などの要素が繊細に組み合わされ、カップへ注がれているのです。この特集では、鹿児島の各地で“美味しい1杯”に情熱を燃やすコーヒーショップをご紹介。お気に入りの1軒、見つけませんか?

民芸品に包まれて、心落ち着く時間を

鹿児島市永吉の閑静な住宅街にある〈可否館〉。表の駐車場にはいつも数台の車が停まっていて、その人気を伺わせます。

ですが、決して賑やかというわけではなく、お客は思い思いの時間を穏やかに過ごしている、そんな印象です。

席に腰を落ち着けて、ふと店内を見渡すと、目に入ってくるのは陶器やファブリックなど様々な民芸品

聞けば、〈可否館〉のロゴやアートワークは日本を代表する染色家・柚木沙弥郎によるものなんだそう。また、店全体の雰囲気に馴染んでいて気づきませんでしたが、国外の民芸品もチラホラ飾られているようです。

「コーヒーと民芸、実は関係がありましてね」と館長の永田さん。「もう30年位前ですか。福岡の名店〈珈琲美美(びみ)〉オーナー・森光さんとコーヒー仲間数人で、美味しいコーヒー豆を求めて海外を旅したことがあって。インドネシアやエチオピア。良いコーヒー豆があるところには不思議と良い民芸品があるんですよ」。

気持ちを込めて、豆の個性を引き出す焙煎

もちろん、この旅の中では貴重なコーヒー豆との出会いもあり、今もお店で出している“イブラヒム・モカ”は「超が3つ付く」ほど希少品なのだとか。他にも〈可否館〉では厳選したスペシャルティコーヒーを生豆の状態で仕入れています。

生豆は、状態の悪い豆を手作業で取り除く“ハンドピック”の工程を経て、お店の一角にある焙煎室で直火焙煎豆の持つ個性に合わせて焙煎具合を調節します。「こちら(焙煎士)の心持ちも出来上がりに影響しますから、毎回美味しくなれと念を込めています」。

抽出は、豆そのものの味わいや香りが活かせるというネルドリップで。鼻孔をくすぐる良~い香りが漂い始めると、もう我慢できません!早く飲みたーい!

スパイシーな香りと奇跡のようなバランスの“超”希少品

「お待たせしました、先程お話した“イブラヒム・モカ(700円)”です。」んん~、とても香りがよく、ほのかにスパイシー。程よい苦味、深みのある味わいですが、後を引かないスッキリ感も持ち合わせています。まさに奇跡のようなバランス。

こちらは“はちみつシナモントースト(400円)”。はちみつとバターが口の中でとろけ、まったりとした甘みが口の中を占拠さらにシナモンの香りがすうっと鼻に抜けていく、その幸福感たるや!そこにコーヒーをズズッとひと口。もう、骨の髄まで脱力してしまいそうです。

そういえば、とカップを見ればこれも民芸。「大口の艸茅窯さんの作品ですよ」。使い勝手がよく無駄がない、昔から受け継がれてきた秀逸なデザインは、コーヒーを飲み終わったあとでもしばらく愛でていたくなる、そんな味わいに溢れていました。

可否館

住所
鹿児島市永吉2丁目30-10
Tel
099-286-0678
営業時間
10:00~20:00
定休日
第1、3、5水曜
主なメニュー
香りのブレンド550円、カフェ・オ・レ550円、コーヒーあんみつ750円

※掲載内容は記事公開時点の情報です。最新の店舗情報等につきましては直接店舗までお問い合わせください。

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